DTFプリントシートのプレス方法

基本のプレス手順

  • 推奨設定(社内テスト済み)

    • 温度:150℃(ナイロンなど熱に弱い素材は 130℃ に調整)
    • 圧力:5気圧(中〜高圧)
  • プレス工程

    1. シートをのせて 10秒間プレス
    2. 熱いうちにゆっくり剥がす(ホットピール推奨)
    3. 剥がした後、シートを裏返し、もう一度 10秒間プレス(仕上げ用)

※記載の内容はあくまで弊社でのテスト結果に基づく推奨プレス方法となります。ご使用のアイテムの素材や、プレス機の機種・特性によっては、最適な設定が異なる場合がございますので、必ず事前に少量でテストを行った上で、本番のプレス作業を行ってください。

注意点

  • DTF MONSTERのシートはホットピール仕様ですので、プレス後は熱いうちにシートを剥がしてください。冷めると剥がしにくくなったり、転写不良の原因となる可能性があります。
  • シートの表面はややツヤ感があり、裏面はインク層が付着しています。ご使用の際は、印刷面(インクがついている側)を生地に接するように置き、透明フィルム側が上になるようセットしてください。
  • プレス機の温度設定と実際の温度に差がないか必ず確認してください。
  • 圧力が弱いと転写が不十分になることがあります。
  • ツルツルした生地(撥水やナイロン系)は転写しづらいためご注意ください。
  • 面付け(複数デザイン配置)の場合は、使用前にカットしてからプレスしてください。

保管方法・扱いのコツ

  • 高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管してください。
  • 直射日光の当たる場所は避けてください。
  • 商品受け取り後はできるだけ早めにプレス作業を行ってください。

トラブル時のチェックポイント

症状 原因 対処方法
転写が一部できていない 圧力不足/温度不足 温度計・紙の厚みで圧確認し再調整
デザインが浮いてしまう プレス不足/シート剥がしが早すぎる 2回目プレスでしっかり押さえ直し
シートが剥がれにくい 温度不足 or 生地表面がツルツル 温度を上げてホットピールを試す or 生地変更検討

よくあるご質問

シートは冷めてから剥がした方がいいですか?

 DTF MONSTERのシートはホットピール(熱いうちに剥がす)仕様です。冷めると剥がしにくくなるため、なるべくすぐに剥がしてください。

 プレス機が家庭用なのですが、使えますか?

一部の家庭用プレス機でも使用は可能ですが、温度・圧力が安定しない機種では転写不良のリスクが高くなります。業務用の中〜高圧設定ができる機種を推奨します。

剥がすときにデザインが一部浮いてしまいます。

 圧力不足またはプレス時間が短い可能性があります。設定を見直し、2回目の仕上げプレスをしっかり行うことで改善されます。

同じ設定でも転写がうまくいかない時があります

生地の厚み・素材・湿度・プレス機の状態により仕上がりは左右されます。安定した品質のため、事前テストとこまめなプレス機の点検をおすすめします。

納品から数週間保管しても問題ないですか?

基本的には問題ありませんが、高温多湿や直射日光を避けた保管をお願いします。劣化のリスクを避けるため、なるべく早めのプレスをおすすめします

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